ZARD 坂井泉水辞典 1

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坂井泉水が死んで、ZARDが残った。

ZARDとは何か、今ではすべてが明かされている。
1999年に岩井俊二が初めて明かしたのだが、
その岩井俊二の文章を公表したのは坂井泉水である。
彼女の死後わずか三ヶ月で発売されたオフィシャル・ブックにも、
ZARDがいったいどういうものだったのか、
このことだけはしっかりと書いてある。

5月27日の三回忌にZARDのCDが発売される。
このような商売は一方で批判的に死人商法と呼ばれたりするが、
そんなことなど気にもしないのが、
オフィシャルHPで「ZARD制作チーム」と名づけられている、
坂井泉水以外のZARDの生き残りの連中だ。

私は、『素直に言えなくて』にけちをつける気はないが、
『Hypnosis』(催眠あるいは催眠状態という意味)を
今更持ち出してくることにはどうにも納得がいかない。

「ZARD制作チーム」の修正主義的な
今回のカップリングの選曲を批判する気もないが、
おそらく彼らはZARD主義を貫いているつもりだろうし、
仮に彼らの意に反したとしても、
この選曲は坂井泉水に対するある種の裏切りとも取れるのだ。

私はZARDを決して評価しないが、
坂井泉水にはほんの少しだけ同情しているのである。



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©雪柳春雷
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